写真は線数カウンター(以下、カウンターといいます)といいまして、印刷物とか製版フィルムのスクリーン線数(lpi)を計るツールです。
計りたい写真やグラデーション、平網等に細かい線が引いてあるカウンターを(なるべく明るい部分)置き、カウンターを動かし、天地中心に十字上の縞模様(モアレ・モワレ)が出るところをさぐります。はっきりとモアレになった箇所の目盛の数値がスクリーン線数になります。
写真は90lpiを示しています。
昔は紙焼き原稿などを持ち込まれて製版するということもありました。
そういった場合、スクリーン線数は大方不明で、このカウンターを使用しました。
今はほとんどデータ入稿なので必要なくなりましたが、、、
なぜスクリーン線数を計るかというと、線数・メッシュ・角度によって版にモアレが発生し印刷に影響してしまうからです。そのためスクリーン線数は製版する上で知っておかなくてはいけない条件の一つなのです。