【シルク印刷】スクリーン版の取扱い・手入れについて(3)

印刷作業時の取扱い

  • 被印刷体に付着しているホコリ等がピンホールの原因に
    ホコリが版に付いた場合は、ウェス等で拭き(掻き)取ります。その際、版裏の他の部分が汚れてしまったり時間が経って版のインキが乾き気味の場合は版裏全体を拭きましょう。(水性インキの場合は水を、溶剤系のインキは専用の洗剤・希釈剤をウエスに含ませてください)ゴシゴシと強くこすると版が壊れてしまいますのでご注意ください。
  • 印刷していると徐々にインキが乾いてきてメッシュをつまらせ、特に細かい箇所など印刷がかすれて次第に出なくなります。そのような場合は版裏、版表ともに全体をウエスで拭きます。
    拭く時ですが、版に残っているインキも回収します。インキの粘度も乾いて固くなっているので、入れ替えしておきます。
  • ”※バリ”や”切りクズ”の多い被印刷体の材料では、版膜を傷つけ、インキがもれてしまうことも考えられます。もれている箇所は応急的にマスキングテープ等で修復します。(スキージが被印刷体のエッジに当たる箇所、バリが発生しやすい箇所はあらかじめ、テープ等で補強することをおすすめします)
  • 印刷作業を中断する場合は、版上のインキはすべて回収し、版もきれいに拭いておきましょう。

※バリ…加工業者ではないので明確な説明ではございませんが‥樹脂や金属の切削加工などで発生した切り屑が加工付近に付着したもの。
バリ

スクリーン版の取扱い・手入れについて(3)「印刷作業時」 了 →(4)へつづく

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