グラデーションや写真の濃淡は、通常網点(ハーフトーン)で再現します。
<図1>
<図2>
<図1>のような濃淡柄は<図2>のようにドットの大小で印刷します。
<図2>のドットは粗い30線45度(見やすいように拡大しています)。
網点の細かさ
ドットの細かさは〇〇線(もしくは〇〇lpi)で表します。単位のlpi(エルピーアイ)はラインパーインチの略で1インチあたりの本数(分けられている数)です。<図2>の網点は「30線」なので1インチ(25.4ミリ)÷30=間隔は0.8466…ミリになります。「45度」はドットの傾き角度です。
線数が高くなるほど細かくなるので滑らかに見えます。
>60線45度(拡大)
>90線45度(拡大)
※画面解像度とのモアレが見受けられますがご容赦くださいm(_ _)m
線数が高いほうが見た目はよいのですが、スクリーン印刷の場合は性質上(被印刷物、インキ、スクリーンメッシュ等々)の制限があり、他の印刷方式に比べ低い線数で印刷しております。例えばTシャツプリントは40線~60線程度。プラスティック製のパッケージでも100線くらいで刷っております。
網点~写真やグラデーションの印刷(1)了