【Tシャツ】スクリーンプリントキットの製版Tips(2)

前回の記事(水洗作業)の補足

柄がなかなか抜けずにブラッシングしすぎて感光膜を壊してしまうことがありります。そのような場合、露光後に感光膜を水に浸しておくと柄が抜けやすくなります。

フレームごとタライなどに水を張って浸けておくのが一番良いのですが、スクリーン(紗)を挟み込んでいる隙間に水が入るとスクリーンの感光剤が枠にくっついてしまいフレームが外れにくくなります。

水洗作業前にテープで隙間をふさいでおくと、ドボンと水に浸けておくことはできませんが、心おきなく水洗ができます。(写真参照)

フレームのマスキング箇所
左が版おもて、右が版裏。赤い部分がマスキングする箇所。

水洗は版裏から水をたっぷり含ませた刷毛でブラッシングして未露光部分の感光剤を落としていきましょう 版裏側から紫外線を当てて露光しているので版おもて側のブラッシングはできるだけ控えたほうが良いでしょう。
しっかりマスキングで防水ができているのであれば、弱めのシャワーを当てると感光剤が落ちやすくなります。

水洗後は柄が原稿通り抜けているか、柄部分に感光剤等のカスが残っていないかをチェックしましょう(明かりにかざすと見やすくなります)。その後ドライヤー等でしっかり乾燥させます。(フレームに付いた水滴も拭き取り乾かします。)

以上、水洗作業の補足でした。

スクリーンプリントキットの製版Tips(2) <了>


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