異なる柄やプリント色を1版にまとめた版をつかって印刷する場合、プリントしない柄・色(モチーフ)が間違ってプリントされないようにマスキングする必要があります。
PPテープ等をそのまま貼る方がいらっしゃいますが、剥がしたときにテープの粘着によって版膜が剥離してピンホールがあいたりや柄が壊れてしまう可能性があります。必ずマスキングテープのような低粘着性のテープをご使用ください。マスキングテープにも和紙製、塩ビ製等々がありますのでインキとの相性で使い分けしてください。
マスクの範囲が広い場合、フィルムのようなもので覆いフィルムの端をテープでとめておくと剥がしやすいですし、粘着部分も少なく版のダメージも少ないと思います。
また、版のおもて(スキージ側)をマスクするだけでなく版の裏(プリント物側)もマスクすると、版を拭くときマスク部分を気にせず拭けると思います。
プリント作業が終わり、版の洗浄/保管前に必ずマスキングは剥がしておいてください。そのままにしておくとテープの粘着が版に残り版詰まりの原因にもなります。
以上、マスキングの注意点をあげてみましたのでご参考ください。