網点表現において、モアレ(モワレ)というトラブルがよく挙げられます。
モアレは干渉縞とも言い、印刷で意図せず規則性のある独特の縞模樣が出現することです。印刷以外でもテレビなどで、細かいストライプのシャツを着ている人が映るとシャツがチラチラして目が疲れるヤツです(最近は4K、8Kであまり目立たなくなってきていますが…)。規則ある柄同士が公倍数的に干渉して縞模様をつくっている感じでしょうか。
モアレは主に原稿や柄が起因となりますが、スクリーン印刷の場合は更に…
- スクリーンメッシュとの関係
メッシュカウントと網点線数、メッシュ角度と網点角度
- 被印刷体との関係
生地など規則性のある面への印刷(ベタ柄でも干渉してモアレが発生します)
といった要因が挙げられます。
網点表現のスクリーン製版に関しては、他の印刷方式以上に十分な検討が必要になります。
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