シルクスクリーン!?
このブログのタイトルは『シルクスクリーン製版屋覚え帖』といってますが「今は”シルク”を使ってないんだからその呼び名どうなん?」という声は多数あります。スクリーン印刷・スクリーンプリントが正しい名称でしょう。しかし、今でもお客さんの中には「ここはシルク(印刷)で」とおっしゃられる方もおり ”シルクスクリーン” という名称が浸透・定着しているのも事実です。また ”セリグラフィ” という言葉もありますが、『スクリーン印刷した図版』として使用されているようです。
(私は)シルクスクリーンという名称にこだわっているわけでなく、あえてここで”シルクスクリーン”としているのはSEO対策的な側面があるのも事実です…
絹紗
下の写真は20メッシュ相当の絹紗です。
1本の糸に見えるのが緯(よこ)糸、2本撚りがかかってみえるのが経(たて)糸で織られています。(写真が逆)
資材屋さんの聞くところによると、現在日本ではスクリーン紗を織っているところはないようです…あったらごめんなさい。そしてぜひご一報ください。
性能的にはポリエステル紗と比べると
- 引張強度→ 弱い
- 引張伸度→大きい
- 溶融点→低い
- 耐酸性→弱い
- 耐アルカリ性→弱い
- 耐紫外線性→弱い
- 価格→高い
- 紗ずれ→起きやすい
性能からするとやはり当然劣ります。
利点は天然素材である…ということでしょうか。
<了>